ラクラク運用生活のススメ

iDeco・確定拠出年金運用のテクニック、NISA・つみたてNISAの活用、家計にプラスの投資信託・株式運用

確定拠出年金

確定拠出年金で投資信託を見るには、

その投資信託が主にどの市場で運用されているかを確認します。

運用市場は、国内株式・海外株式・国内債券・海外債券 の4つに分類されます。

基本の4指標図


今回ご紹介する 東京海上セレクション・日本株式 は、

「国内株式 」市場で運用されている、「アクティブ」の投資信託です。

アクティブとはベンチマークを上回るよう運用されている投資信託。

東京海上セレクション・日本株式 のベンチマークは TOPIX、

今成長しておりこれからも成長すると「この投資信託の運用者が見込んだ」株式で構成されています。

パッシブとアクティブの違いはこちらの図版をご覧ください。 



パッシブ・アクティブ

 
 東京海上セレクション・日本株式の基準価額のチャートをご覧いただきます。




東京海上セレクション・日本株式


このチャートは、

2001年1月から、毎月月末に買い続けた場合の値動きを表しています。

確定拠出年金の月額掛金で毎月買うのと同じですね。

これを時々の高値期に売却したとしたら、利益率は次表のようになります。



東京海上セレクション・日本株式利益率




投資信託は高値になったら売却して利益確定するのがセオリーです。


アクティブファンドを買ったからにはインデックスよりも高い利益率を望みたいところですが、

国内株式のインデックスの利益率と比較してみましょう。







全期間を通して、利益率の相場はインデックスと大きな差はありません。

しかも、5年以上などの長期運用ではインデックスの利益率が高くなっています。

長期になるとインデックスの成績がアクティブを上回ることが多くなるのです。

しかし、3年程度の短期になるとアクティブのほうが好成績になる傾向があります。



あくまでも一般的な傾向であり、

すべての時期の相場に再現性があるわけではありませんが、

短期に高値期が訪れた場合には、アクティブは高い利益がゲットできる可能性が高いと考えられます。







このエントリーをはてなブックマークに追加

確定拠出年金で投資信託を見るには、

その投資信託が主にどの市場で運用されているかを確認します。

運用市場は、国内株式・海外株式・国内債券・海外債券 の4つに分類されます。

基本の4指標図


今回ご紹介する 東京海上セレクション・外国株式インデックス は、

「海外株式 」市場で運用されている、「パッシブ(インデックス)」の投資信託です。

パッシブとはベンチマークに完全連動するよう管理されている投資信託。

東京海上セレクション・外国株式インデックス のベンチマークは MSCIコクサイ指数 です。

パッシブとアクティブの違いはこちらの図版をご覧ください。 


パッシブ・アクティブ



 東京海上セレクション・外国株式インデックスの基準価額のチャートをご覧いただきます。

東京海上セレクション外国株式インデックスチャート


このチャートは、

2010年4月から、毎月月末に買い続けた場合の値動きを表しています。

確定拠出年金の月額掛金で毎月買うのと同じですね。

これを時々の高値期に売却したとしたら、利益率は次表のようになります。



東京海上セレクション外国株式インデックス利益率
 
 

投資信託は高値になったら売却して利益確定するのがセオリーです。

 
海外株式インデックスでは

1年程度の短期で訪れた高値期で売り10%前後の利益が確保できるなら、売却しても惜しくない水準。

3年程度なら25〜35%ほどが相場、

5年以上の中長期なら60〜90%の間が相場といえます。 

商品名が違えどベンチマークがMSCIコクサイ指数であるインデックスでは水準は同じです。



確定拠出年金での投資信託の売却は、長く保有するほどいいというものでもなく、

市場ごと・運用期間ごとの利益率相場の感覚をつかんでおくのが大事。


MSCIコクサイ指数の動きが日常的に把握しづらい海外株式インデックスでは

NYダウが「年初来高値」や「史上最高値」を更新したら

今売ればどの程度の利益が確保できるのか確認してみるのがおすすめ。



この商品の値動きでは、

チャート表の「B」から「C」が注目すべき期間といえます。


いったん高値をつけた「B」から次第に価額が下がり、「C」で「B」と同水準の価額に戻りました。

価額が下がったときにドルコスト平均法で買い続けたため平均取得価額が低く抑えられ、

同水準の価額に戻った時点で売却しても7%程度の利益が得られることに。


月額掛金での定額購入はリスク低減には大きな効果があるのです。












  
このエントリーをはてなブックマークに追加

確定拠出年金で投資信託を見るには、

その投資信託が主にどの市場で運用されているかを確認します。

運用市場は、国内株式・海外株式・国内債券・海外債券 の4つに分類されます。 


基本の4指標図
 

今回ご紹介する 日経225ノーロードオープン は、

「国内株式 」市場で運用されている、「パッシブ(インデックス)」の投資信託です。

パッシブとはベンチマークに完全連動するよう管理されている投資信託。

日経225ノーロードオープン のベンチマークは 日経平均株価 です。

パッシブとアクティブの違いはこちらの図版をご覧ください。


パッシブ・アクティブ


日経225ノーロードオープンの基準価額のチャートをご覧いただきます。



日経225ノーロードオープンチャート


このチャートは、

2009年1月から、毎月月末に買い続けた場合の値動きを表しています。

確定拠出年金の月額掛金で毎月買うのと同じですね。

これを時々の高値期に売却したとしたら、利益率は次表のようになります。


日経225ノーロードオープン利益率


投資信託は高値になったら売却して利益確定するのがセオリーです。

 
国内株式インデックスでは

1年程度の短期で訪れた高値期で売り10%前後の利益が確保できるなら、売却しても惜しくない水準。

3年程度なら20〜30%ほどが相場、

5年以上の中長期なら50〜80%の間が相場といえます。 

商品名が違えどベンチマークが日経平均株価やTOPIXであるインデックスでは水準は同じです。



確定拠出年金での投資信託の売却は、長く保有するほどいいというものでもなく、

市場ごと・運用期間ごとの利益率相場の感覚をつかんでおくのが大事。


ベンチマーク(この商品であれば日経平均株価)が「年初来高値」や「史上最高値」を更新したら

今売ればどの程度の利益が確保できるのか確認し、決断すべきです。



利益確定したら、元本確保型商品への温存がおすすめです。








 
このエントリーをはてなブックマークに追加

投資信託は売却して利益を確定するもの。

それは確定拠出年金制度の中でも同じです。

投資信託の利益は運用する対象によって想定できますので、

相応の利益が確定できるようなら売却し、元本確保型商品で温存するのがセオリー。



お金を早く殖やすためには再投資を繰り返すことが効果的ですが、

運用期間が限られている確定拠出年金制度では、

「投資信託で運用 →  利益確定、元本確保型に移換」という形で

いったん利益確定した資金については、

この状態で運用終了である60歳を迎えてもよいと考えます。


確定拠出年金・投資信託の預替



もし、元本確保型の資産割合が増えすぎて不安になった場合には

元本確保型の資金を使って投資信託を買い直す「預替」をしてもよいのですが、

一度に多額の資金で投資信託を購入するのではなく、

上図のとおり「少しずつ投資信託を購入」しましょう。



ここで、海外債券インデックスを例にとり

一度に資金移動した場合と、少しずつ購入した場合をご覧いただきます。



定期預金に温存した資金で、

50万円分一度に海外債券インデックス投信を買ってみました。


この海外債券インデックスは

世界主要国23カ国の国債市場の動向を示す指数である

FTSE世界国債インデックスに連動することを目指す投資信託。

為替の影響はドルとユーロからほぼ半々です。

海外債券一度に預替
注・この投資信託は10月末に配当があり再投資されます。



株式投信を見慣れた目ではたいした損ではありませんが、

残念ながら14ヶ月後は元本を1,200円ほど下回っている評価額です。

ただし、2019年8月末はドル・ユーロともに対円で安くなっていたときですので

為替の動向を見て売却時期を確定することを目標とすれば

利益確定も可能な状況ではあります。



では、資金移動を毎月行っていたならどうなっていたかをご覧いただきます。


仮に毎月3.5万円ずつ預替していたなら、下表のとおりとなりました。


海外債券ちょっとずつ預替




ドルコスト平均法の効果は大きく、

2019年8月28日時点で元本はトータル49万円、

評価額では4,490円のプラスが出ています。




ドルコスト平均法についてはこちらの記事をご参照ください。







問題は、毎月預替の指示をいちいち出さなければならないこと。

数ヶ月分の預替の、予約設定ができれば楽なんですけれどね。









このエントリーをはてなブックマークに追加

確定拠出年金の運用で加入者が行うことはふたつだけ。

ひとつは、月額掛金をどの商品に振り分けるか。 

ふたつめは、運用してきた商品の変更を行うこと。預替 (あずけかえ)といいます。


  • 月額掛金の振り分け

月額掛金とは、いうなれば大きな水槽に水を少しずつ入れることです。

水槽のことを確定拠出年金制度では個人別管理資産額といい、

ここに毎月入れられていく水が月額掛金。

iDeCoでの月額掛金は加入者本人が、

企業型確定拠出年金であれば会社が月額掛金を入れていきます。


月額掛金運用




加入者は、加入時に月額掛金をどの商品で運用するか指示をします。

掛金全額をひとつの商品で運用してもOKですし、ふたつの商品に50%ずつの運用もOK。 

指示は1%刻みで行うことができ、ラインナップすべての商品を選択してもOKです。



月額掛金の割り振りはいつでも変更することができます。



先月までは掛金の全額を定期預金で運用していたけれど、

来月からは半分を株式投信で運用することも可能。



ただし、投資信託を購入するのであれば

毎月定額で長い期間継続して購入することがおすすめです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。





また若い人ほど株式投資信託の組み入れを検討するのがおすすめ。

一般的な確定拠出年金のプランでは

国内株式と海外株式、それぞれの平均的な指標に連動するインデックス投信が入っています。

インデックス投信は、購入し値動きを追うことで経済の動きが感じ取れるメリットがあります。

また、長期的にはアクティブ運用よりも高い利益がとれる傾向もあり

初心者にはおすすめの商品群といえます。



  • 預替

預替 (あずけかえ)とは

それまで運用してきた商品を売却し、制度内の別の商品に移換すること。

投資信託は売却することで利益や損失が確定します。

相場が上がって利益が出たタイミングでいったん売却して利益をとり、

ひとまず定期預金など元本が割れない商品に温存することは

確定拠出年金運用のセオリーのひとつです。


預け替え投信から定期


 
低金利の昨今では、定期預金から定期預金への預替 も効果的です。

2019年現在、確定拠出年金内の定期預金の多くは金利が0.01%。

月額掛金が10,000円未満の場合、利子がまったくつかないことに。

数ヶ月分の定期預金をいったん解約、

1本の定期預金にまとめ直すと、利子がつくようになります。









 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加

確定拠出年金では
 

元本が割れず少ないながらも利子がつくと考え

定期預金を選択する方は多いのですが、

月額掛金によってはまったく利子がつかないことがあります。

 

月額掛金での購入は、前月までの定期預金に加算するのではなく、

毎月新たに定期預金を契約すること。

定期預金月額掛金購入



1年たてば12本の定期預金を持つことになるのです。


 

ここで問題になるのが、今の低金利。

iDeCo
1年満期定期預金の金利は0.01%が主流です。

月額掛金1万円未満では利子は0円。


 

加入者の指示がなければ定期預金は1年後に自動継続、

金利があがらなければ次の年も利子がつきません。


 

利子がつかない定期預金は中途解約し、

数本まとめて元本1万円以上の定期預金に契約しなおすと利子がつくようになります。

これを「預替」といいます。


預け替え定期から定期


 
 

加入時にもらった口座番号とパスワードを手に個人資産の確認サイトから手続きし、

元本総額に見合った利子を受け取りましょう。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加

老後資金の準備方法としては、確定拠出年金が最強。

街中で販売されている金融商品で老後資金を運用中の方なら

すぐにでも確定拠出年金に乗り換えることがおすすめです。



確定拠出年金とは、こんな制度です。



1. 原則として誰でも加入できる。

2.  職業・立場によって拠出できる掛金の上限金額が決まっている。




制度の一覧はこちらです。(厚生労働省iDeCo公式サイトより)
確定拠出年金加入者掛金



厚生労働省iDeCo公式サイトでは

簡単加入診断ができますので、ぜひご利用ください。



3.  掛金は全額所得控除の対象


全額所得控除の節税効果については こちらの記事 をご参照ください。



4. 利用する金融機関を決めて加入手続きをする。

5.  加入した金融機関が提供する商品から、運用商品を選ぶ



20本程度の商品を提供している会社が一般的です。

選び方から利益確定・売買のコツについては

カテゴリー「確定拠出年金運用のテクニック」の記事をぜひご覧ください。




6. 60歳以降に受け取り開始。一時金でも年金型の受け取りでもOK。 



60歳まで引き出せないところが唯一の問題点です。

また、60歳時点で10年以上の加入期間がなければ受け取り開始年齢が後ろ倒しに延期されますので、

50歳以上の方であれば つみたてNISA の利用が良いケースも。

投資信託で運用するのであれば10年以上の運用期間があるのがベターなので

確定拠出年金では、定期預金などの元本確保型商品利用で節税メリットを受け

つみたてNISAで投資信託を始めるのも良い方法です。

 
このエントリーをはてなブックマークに追加

投資信託を使って効率的にお金を殖やすためには、

分配金を出さずに運用を続けるものか、

分配金を自動的に再投資してくれるものがおすすめ。



このタイプの投資信託では、

購入した基準価額よりも売却時の基準価額が高ければ利益が得られます。

いかに安く購入し、いかに高く売るかが重要ですが、

投資信託では購入時のリスクを楽に小さくすることができます。 



それは、毎月定額で購入し続ける方法。

ドルコスト平均法といいます。 



例えば、毎月10,000円を出して投資信託を購入していくとしましょう。


その月の基準価額が200円であれば50口、

400円であれば25口を購入することになりますね。


ドルコスト平均法




これを4ヶ月続けたとき、

4ヶ月間の平均の基準価額は300円となりますが、

40,000円を拠出して150口を購入した平均の取得価額は、

40,000円 ÷  150口 = 267円

となり、平均価額よりも安く買えたことになります。


安いときにたくさんの口数を買い、高いときにはあまり買わないのですから、

取得価額が安くなるというわけ。

 
 
投資信託で一番してはいけない購入スタイルは

一度に多額に購入してしまうことです。

基準価額が固定されてしまい、一か八かの勝負に追い込まれることに。



以前私がぎょっとした体験は、

記帳に訪れた銀行の窓口で、近く満期を迎える定期預金の継続を問われ

よければ投資信託に移されませんか、と微笑まれたことでした。

これはやってはいけない購入方法の代表例です。


低金利で営業成績が振るわない金融機関の多くは

投資信託売買の手数料でその穴を埋めようとしているのです。


投資信託購入の基本は、少額を時期分散をして購入していくこと。

コツコツ・毎月・定額がベースです。




さらに節税によって運用スピードをあげようと思ったら、

それが老後資金であれば 確定拠出年金

用途が未定でいつでも解約できる形で運用したいのであれば つみたてNISA  の

利用がおすすめです。

どちらも節税効果が高く、自動的にドルコスト平均法が実施できる制度です。


投資信託の売り方は少々コツがいります。こちらからどうぞ。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ