中国の新型肺炎感染者の増加ペースが落ち着きをみせ、
加えて米国の経済指標が予想を上回って良い結果が出たこともあり、
2020年2月20日の為替相場は大きく円安ドル高になりました。
海外市場の運用には外国為替の取引がついてきます。
外国為替取引とは日本の円を外国通貨であるドルやユーロに交換すること。
為替レートは変動するので、円高のときにドルを買い、円安になって売ると利益がでます。
この円高円安という言葉が難しく、
1ドル100円よりも1ドル80円が円高と言われると混乱してしまう人も多いようです。
私たち円の国の人は円でドルを売買しますので、ドルが高いか安いかと考えるのがおすすめ。
ドルを買うのは大根を買うのと同じです。
1本80円の大根は1本100円より安いでしょう?
同じ買うなら80円のときがお買い得です。
ドルは食べられませんが大根のようにいたむこともないので、
1ドル80円のときに買っておけば、何年後かの値上がり時に売ることができます。
税金や手数料を考慮しないとしたら、100円で売れば20円の利益が得られることに。
これが為替差益です。
外国株式の運用では、
株式の値動きに加え為替レートの変動が利益や損を生む要因になり、
国内株式よりも大きな値動きになる傾向があります。
米国株式を中心とした商品なら、ドルが安いときに買い、
ドルと株式両方が上がれば利益が大きくなるというわけです。
手軽に購入するなら、外国株式のインデックス投資信託から始めるとよいでしょう。
より安定した運用から始めたいのであれば、海外債券のインデックス投信を選ぶという手も。
主要先進国を中心とした海外債券投信であれば
債券の値動きは株式よりも小さいので、よりダイレクトに為替の動きに影響を受けることになります。
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