ラクラク運用生活のススメ

iDeco・確定拠出年金運用のテクニック、NISA・つみたてNISAの活用、家計にプラスの投資信託・株式運用

投資信託を始めよう

普通の生活をしながら貯蓄の一部を株式で運用しようと考えた時、

少額でストレスなく始められるのは投資信託です。







確定拠出年金なら月額5,000円から、

ネット証券なら月100円から始められられることも。


わけもわからず運用を始めたころから30年以上運用をしてきましたが

一番手間いらずで、結果的に大きく殖えたのはインデックスの株式投資信託でした。


株式投信が定期預金と違うのは、

高値期になったら自分で売却を決めなければ利益が確定しないところ。

深追いしすぎずあきらめすぎず、商品ごとの利益相場で淡々と売却・利益確定が大切。

利益相場についてはこちらをご覧ください。


国内株式インデックスの利益相場はこちら。



 

海外株式インデックスの利益相場はこちら。





海外債券インデックスの利益相場はこちら。

 


毎月購入していくと買い時のストレスやリスクは軽減され、

5〜10年ごとに訪れる高値期で売却すればいいだけなので、

長期運用と投資信託は相性が良く、ほったらかしで楽な運用です。



ただし、つまんないんですよねえ  (^ ^;



株式を持っているという実感がないんです。



個別銘柄株を持つと折に触れて「株主のみなさまへ」というお手紙が届いたり

銘柄によっては株主優待や高い配当も得られます。

市場全体の平均値であるインデックス投信より値動きも大きく

株価のチェックも見応えがあります。



ある程度運用資金が大きくなってきたら、

資産株として配当を目当てに個別銘柄の株を持つのもよいでしょう。


るいとうや株式ミニ株など、少額で単位株を買う方法もあります。


 




株主優待が目的なら、

元本回収を目標に個別銘柄を買っていくのもよい方法です。 










 
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投資信託の買い方・売り方の基本はたったこれだけ! 


投資信託買い方売り方の基本
 


詳しくお話していきましょう。


1.  毎月定額で購入する。


投資信託でお金をふやそうと思ったら

一度に多額に購入せず、 毎月定額で購入し続けることです。



安値で購入して高値で売却すれば利益が得られるのが投資信託ですが、

基準価額は常に上下しますので、いつが安値かの見極めは難しいものです。

1回500円から購入可能な商品もあるほど、投資信託は少額で購入できます。

少額で購入タイミングを分散させることでリスクを低減させることができるのです。

これをドルコスト平均法といいます。



こちらの表をご覧いただきましょう。

毎月10,000円ずつとある投資信託を購入した場合のシミュレーションです。


ドルコスト平均法




基準価額が400円と200円をいったりきたりしていますので、この期間の市場平均価額は300円。

しかし、毎月10,000円で4ヶ月、40,000円で購入した取得価額は、

基準価額が安いときにはたくさんの口数が買えたため

40,000円 ÷  150口 =  267円 となり、平均額よりも安く買えることに。



毎月定額で購入し続けるなら、基準価額が下がっても慌てず買い続けることが肝心。

基準価額が平均値に戻ったところで売却しても、利益が生まれることになります。



何よりも、いつ買おうかと思い悩むストレスから解放されることが魅力です。

投資は決断の連続ですから、機能的に買い付けできる仕組みを活用しない手はありません。



つみたてNISAや確定拠出年金を利用すれば

自動的にドルコスト平均法が実現できますし、節税のメリットもついてきます。






2. 高値になったら売却する。


ストレスなく自動運転で購入した投資信託は、高値になったら売却するだけ。

しかし、これが少々厄介です。

まず知らなければならないのは、購入した投資信託の利益率の相場です。




よく、安定的な運用方法と紹介される投資信託に、主に債券市場で運用されるものがあります。

国内債券投信で運用して、いつか元本を倍に! と夢見たとしても、

これはおそらく実現できません。



過去の実績から試算すると、

国内債券投信は1〜3年の値動きでは高値期で売却したとしても1%強、

5年以上の中長期に訪れた高値期で売却しても5〜10%程度の利益しかとれない結果となりました。

国内債券投信であればこの程度の利益がとれるなら都度売却するのが適切と判断しなければなりません。

それでも昨今の定期預金の数十倍の利益率です。



同じ債券でも海外債券投信であれば、

為替変動の影響で1〜3年の値動きで3〜5%程度、

5年以上の中長期なら20〜35%程度の利益が期待できます。




 


株式であれば、1〜3年の値動きで10%程度、

5年以上の中長期なら50〜85%程度の利益が、過去の値動きから期待できることに。

この水準が、多くの方が投資に期待する利益水準ではないでしょうか。












一口に投資信託といっても、主な運用市場によって期待できる利益相場が異なります。

自分が運用している投資信託の相場を把握し、

深追いしすぎず適切に利益確定していくことが重要です。





 
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毎月分配型のように頻繁に配当を出す投資信託もあるため、

うまく選べば自動的に利益が得られると勘違いしてしまう人もいるのですが、

投資信託は売却して利益を確定するもので、

定期預金のように利子が自動的につくものではありません。

 

投資家が少額を出し合いこれを運用して、投資信託は共同財産である純資産を作ります。

投資信託イメージ図


持っていた口数を次の投資家に売却することで、投資家は投資信託から去り、現金を得ます。

 

いきすぎた分配金の支払いは純資産総額を減らし、

口数あたりの単価である基準価額も下がります。

売却しても思っていた金額が返ってこないことも。

投資信託分配金の影響

 

年齢を問わず、

投資信託で長期に運用し効率的にお金を殖やしたいなら、分配金のないタイプがおすすめ。

初心者であればつみたてNISAから始めるとよいでしょう。


つみたてNISA


つみたてNISAでは投資対象の投資信託は「分配頻度が毎月でないこと」と定めているため、

制度の中で商品を選ぶと安心です。


 

基準価額が上がったら、売却して利益を確定します。

日経平均など一般的な指標と連動する投資信託なら値動きも追いやすいでしょう。

通常であれば利益の約20%が税金として差し引かれますが、つみたてNISAを使えば非課税です。

 
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投資信託は、みんなでたくさんの株や債券を買っていくもの。

少額から投資できる点が魅力です。

投資信託イメージ図
 
 

毎月コツコツ定額で購入すると、

安い時期に多くの口数を買うことになり平均取得価格がおさえられます。

この月々の購入スタイルが投資信託の基本。

定期預金が満期になったからといって全額投資信託に振り替えるのはおすすめできません。


詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

投資信託はいずれ売却することで利益が確定します。

できるだけ高値で売りたいと思うのは当然ですが、

買い続けながらある程度の相場で何度か売るスタイルを私は推奨しています。

 

試算してみました。

日経平均と同じ動きをする投資信託を2008年から毎月買い続けたとします。

値動きはこうでした。

日経225ノーロードオープン


株価が1万6千円、2万円、2万3千円を超えたとき

それぞれ売却すると、全期間での利益率は約50%。

ところが、2万3千円を超えたとき一度に売却したならば100%超の高い利益となるのです。


 日経225売却利益率



売却回数を減らしたほうが利が大きいかのように思ってしまいますが、

私のおすすめは3回分割の売却プランです。


運用は最高値を当てるクイズではありません。

確実に利益を手にするものであるべきです。

1万6千円をピークに相場が下がっていたら今頃元本を下回っていたかもしれません。

 

この運用スタイルなら、

手数料が安いつみたてNISAや節税効果の高い確定拠出年金の利用がぴったりです。




 
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投資信託を使って効率的にお金を殖やすためには、

分配金を出さずに運用を続けるものか、

分配金を自動的に再投資してくれるものがおすすめ。



このタイプの投資信託では、

購入した基準価額よりも売却時の基準価額が高ければ利益が得られます。

いかに安く購入し、いかに高く売るかが重要ですが、

投資信託では購入時のリスクを楽に小さくすることができます。 



それは、毎月定額で購入し続ける方法。

ドルコスト平均法といいます。 



例えば、毎月10,000円を出して投資信託を購入していくとしましょう。


その月の基準価額が200円であれば50口、

400円であれば25口を購入することになりますね。


ドルコスト平均法




これを4ヶ月続けたとき、

4ヶ月間の平均の基準価額は300円となりますが、

40,000円を拠出して150口を購入した平均の取得価額は、

40,000円 ÷  150口 = 267円

となり、平均価額よりも安く買えたことになります。


安いときにたくさんの口数を買い、高いときにはあまり買わないのですから、

取得価額が安くなるというわけ。

 
 
投資信託で一番してはいけない購入スタイルは

一度に多額に購入してしまうことです。

基準価額が固定されてしまい、一か八かの勝負に追い込まれることに。



以前私がぎょっとした体験は、

記帳に訪れた銀行の窓口で、近く満期を迎える定期預金の継続を問われ

よければ投資信託に移されませんか、と微笑まれたことでした。

これはやってはいけない購入方法の代表例です。


低金利で営業成績が振るわない金融機関の多くは

投資信託売買の手数料でその穴を埋めようとしているのです。


投資信託購入の基本は、少額を時期分散をして購入していくこと。

コツコツ・毎月・定額がベースです。




さらに節税によって運用スピードをあげようと思ったら、

それが老後資金であれば 確定拠出年金

用途が未定でいつでも解約できる形で運用したいのであれば つみたてNISA  の

利用がおすすめです。

どちらも節税効果が高く、自動的にドルコスト平均法が実施できる制度です。


投資信託の売り方は少々コツがいります。こちらからどうぞ。
 
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実際に運用をしてみて、一番楽に殖えたのは投資信託でした。



投資信託とは、運用会社が運用の方針をかかげ、

その方針に賛同した多くの投資家から資金を預かり

運用方針に則した運用を行い、投資家に利益を還元する仕組み。


投資信託イメージ図



運用方針は、主な投資対象と目標を定めることで決まります。


投資対象の決定とは、株式を対象とする投資信託か否か。

株式投資信託は、株式を含んだ運用をする投資信託。

株式を含まない投資信託は債券で運用されます。


債券とは

株式とは


投資信託に期待できる利益率は投資対象によって定まります。

この利益率の差については別の記事でご覧いただきます。


目標は、大きくアクティブとパッシブに分けることができます。

国内株式を例にとります。



日経平均株価やTOPIXといった名称をお聞きになったことがあるでしょう。

これらは日本の株式市場の平均値を表す指標です。

日経平均株価が上がれば株式市場全体が上向いたことになります。


国内株式のパッシブ運用の投資信託とは

日経平均株価やTOPIXを完全再現することを目指す投資信託です。

日経平均株価が上がればその投資信託の基準価額も上がります。

指標(インデックス)と同じ動きをするよう運用されるため、

パッシブ投資信託のことをインデックス投資信託とも呼びます。


パッシブ・アクティブ



一方国内株式のアクティブ投資信託は

日経平均株価やTOPIXを上回ることを目指す投資信託です。

インデックス投信は機械的に指標と同じになるよう運用先を決めますが

アクティブ投信はファンドマネージャーが偏りをもって運用先が決まります。




今も成長していていまからももっと成長するかもしれないと思う株を中心に、

その会社は成長する余地を残しているが全体相場の影響で今は安値をつけている株を中心に、

エルネギー系の会社を中心に、エコに関心の深い会社を中心に、など

ファンドマネージャーがその方針を提示します。


どれも値が上がりそうな魅力的な文言であり、中にはとても優秀なアクティブ投信もあるのですが、

長期的にはインデックスの運用が上回ることが多く、手数料も低めのため

初心者にはインデックス投信がおすすめ。



基本的な購入方法はこちらの記事を、

節税しながらの運用についてはこちらのカテゴリーの記事をご覧ください。











 
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