今は余裕がないけれど、
あるいは急いで貯金しなければならない理由がないけれど、
そのうちお金を貯めだそうと考える人は多いようです。
低金利期が長く続いているため、もう少し金利が上がらないと意欲がわかないという意見も。
損得だけの感想で恐縮ですが、もったいないなあ、とため息が出てしまいます。
お金がお金を産んで勝手にふえていくのが資産運用の理想です。
そのためには元手となる現金にほどほどの利回り、そして運用のための時間が必要。
元手や利回りが多いほど良いのと同じで、時間も長いほど効果的です。
65歳でリタイアした後の生活費の準備として
35歳から毎月1万円・年間12万円を積み立てるのと、
45歳から毎月1万5千円・年間18万円を積み立てるのでは元本は同じ。
しかし、1%の年複利運用なら35歳から始めた人のほうが
20万円以上多く資金を手にすることになります。
準備できる元手は収入による影響が大きく、利回りは金融商品知識の多寡によって差がでます。
しかし、時間だけはすべての人が平等にもっているもの。有効活用しない手はありません。