確定拠出年金で投資信託を見るには、

その投資信託が主にどの市場で運用されているかを確認します。

運用市場は、国内株式・海外株式・国内債券・海外債券 の4つに分類されます。

基本の4指標図

今回ご紹介する 東京海上セレクション・外国債券インデックス は、

「海外債券」市場で運用されている、「パッシブ(インデックス)」の投資信託です。

パッシブとはベンチマークに完全連動するよう管理されている投資信託。

東京海上セレクション・外国債券インデックス のベンチマークは FTSE世界国債インデックス です。

パッシブとアクティブの違いはこちらの図版をご覧ください。 



パッシブ・アクティブ
 
東京海上セレクション・外国債券インデックスの基準価額の推移チャートをご覧いただきます。



東京海上セレクション・外国債券インデックスチャート

このチャートは、

2010年4月から、毎月月末に買い続けた場合の値動きを表しています。

確定拠出年金の月額掛金で毎月買うのと同じですね。

これを時々の高値期に売却したとしたら、利益率は次表のようになります。 




東京海上セレクション・外国債券インデックス利益率



投資信託は高値になったら売却して利益確定するのがセオリーです。


海外債券インデックスでは

1年程度の短期で訪れた高値期で売り3〜5%前後の利益が確保できるなら、売却しても惜しくない水準。

3年程度なら5〜15%ほどが相場、

5年以上の中長期なら20〜35%の間が相場といえます。

商品名が違えどベンチマークが FTSE世界国債インデックス であるインデックスでは水準は同じです。



この商品の実績では相場と若干のズレが生じていますが、

期間を問わず5%程度で上々、20%超えであれば大成功と考えていただければよいでしょう。

株式投資信託の利益相場とは大きな差がありますね。












同じ投資信託ですが、投資対象となる市場によって相場の利益率は大きく異なります。

国内・海外の差よりも株式・債券の差は大きく、

購入決定の際にはよく理解して選択する必要があります。



債券投資信託を「安定的な運用」と呼びますが、

要は「株式投資信託にくらべて値動きが少ない投資信託」ということですね。

利益相場を知っておかないと、売り時が判断しづらい投資信託ともいえます。